佐藤好春、叶精二によるトークショーも同時開催
劇場版「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」の上映会を、2024年8月24日(土)に、UDXシアターにて開催することが決定いたしました!
本イベントは、「赤毛のアン」のTV放送45周年を記念して、映画のリクエスト上映サイト「ドリパス」の特別企画として実施するものです。
1979年に放送された「赤毛のアン」は、2024年1月で放送45周年を迎えました。
今回上映する「赤毛のアングリーンゲーブルズへの道」は、全50話ある「赤毛のアン」の物語の冒頭部分を高畑勲監督が再編集して完成した劇場作品です。
上映後には、制作当時に携わっていた佐藤好春さんをお招きし、映像研究家の叶精二さんが司会を担当してトークショーが開催されます。
この機会をお見逃しなく!
イベント名 | ドリパス特別企画<TV放送45周年記念> 高畑勲監督作品「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」トークショー&上映会 |
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作品タイトル | 赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道 (2010年7月公開) |
場所 | UDXシアター 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-14-1 秋葉原UDX 4F |
日時 | 2024年8月24日(土) 16:45 ~ 開場 17:00 ~ 「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」上映(約100分) 18:40 ~ 佐藤好春さんを迎えてのトークショー 司会:叶精二さん 19:40 終了予定 |
https://www.dreampass.jp/e5489
※チケット販売は8月22日(木)の18:00までで終了。
当日券はないため、ご注意ください
楽しもうと決心すれば、たいていいつでも楽しくできるものよ。
1908年に出版されたモンゴメリ原作の「赤毛のアン」は 100 年余りの時を経て、いまなお衰えることのない人気を誇る小説です。
日本では、1979 年に高畑勲監督をはじめ、宮崎駿、近藤喜文、井岡雅宏といった日本のアニメーション界を代表する制作スタッフが参加してテレビアニメ化され、多くのファンを魅了しました。また、原作を忠実に映像化した作品としても、強い支持を受けています。
本作「赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道」は、全 50 話あるテレビシリーズの中の 1~ 6 話を、演出の高畑勲自らが監修して再編集した劇場版です。
アンの物語の冒頭を丁寧に描いたこの作品には、喜びや絶望を乗り越えて、世界の美しい部分を見い出だすアンの視点と空想力が鮮やかに描き出されています。
カナダ・プリンスエドワード島のグリーンゲーブルズに住むマシュウとマリラの兄妹は、孤児院から働き手の男の子を引き取ろうとします。
しかし、手違いにより、空想好きな赤毛の女の子、アンがやって来ます。
事態を知り、絶望のどん底に落とされたアンは、悲しみに打ちひしがれながら一夜を明かします。
それでも、翌朝、窓辺から見える世界の美しさに触れ、とにかく今日を楽しもうと決心するのでした。
果たしてアンは、グリーンゲーブルズへ居られることになるのでしょうか?
脚本・監督:高畑 勲
原作:ルーシー・モード・モンゴメリ
脚本:千葉茂樹/磯村愛子/神山征二郎
場面設定・画面構成:宮崎 駿
キャラクターデザイン・作画監督:近藤喜文
美術監督:井岡雅宏
音楽:三善 晃/毛利蔵人
制作:日本アニメーション
声の出演:山田栄子/北原文枝/槐柳二/羽佐間道夫 他
■佐藤好春(さとうよしはる): アニメーター・キャラクターデザイナー・作画監督(アートデイレクター)
「赤毛のアン」(1979/動画)「トム・ソーヤーの冒険」(1980/原画・動画)など世界名作劇場シリーズの初期より参加し「愛少女ポリアンナ物語」(1986)にて初のキャラクターデザイン・作画監督を担当。
「若草物語ナンとジョー先生」(1993)「七つの海のティコ」(1994)「ロミオの青い空」(1995)など同シリーズのキャラクターデザインや作画監督など中心的役割を果たす。
また、スタジオジブリにて宮崎駿監督作品「となりのトトロ」(1988/作画監督)に抜擢され、以降数々の同社作品に参加。現在も「ちびまる子ちゃん」(原画)ほかアニメーション作品、CM、PVをはじめ旺盛な創作活動を続けながら、後進の指導・育成に尽力している。
■叶 精二(かのう せいじ):映像研究家。 東京造形大学特任教授。
亜細亜大学・大正大学・女子美術大学 非常勤講師。
「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」展示アドバイザー、図録担当。
著書に「宮崎駿全書」「日本のアニメーションを築いた人々 新版」、編著に「大塚康生 道楽もの雑記帖」など。